【一言でいうと?シリーズ】『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』
ビジネス書とか、ハウツー本って1冊に10個も20個もノウハウがのってって、正直覚えのめんどくせーってなりません?
そこで、
「この本の要点を一言でいうと何?」
に答えようっていうコンセプトで、内容のコアを1つ抽出して紹介する企画をしようと思いついた。
というわけで、第一弾は、『説明』のコツのお話。
『説明』のノウハウはいろんな本で語られていると思う。テクニックの羅列が書かれているものが多く、だるい。
今回紹介する「東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる」も、ノウハウがたくさん掲載されており、漫然と読むと数に圧倒される。
ただ、全体を通読してみると、すべてのメソッドが一貫して、とある一つの思想をベースにしているように感じた。それは何か?
「相手に説明させる」
極力、自分がしゃべる部分を減らして相手に話させる。これを意識する。
本の中にはそこまで極端に、書いていないことには注意いただきたいが、本の思想と私の経験を重ねると、こうなる。
どうしても説明となると、自分があれも話さなきゃ、これも話さなきゃとなるが、それを180度切り替える。
以下に、説明の”場”を、「1.冒頭」、「2.途中」、「3.最後」の3つに分割し、それぞれの場面で「相手に説明させる」意義を書く。
1.冒頭「相手に説明させる」
【目的】
・自分が相手が何を知っていて、何を知らないのか把握し、説明の力点を調整する。
・相手自身も、自身上記を自覚することで、説明を受け取りやすくなる。
2. 途中「相手に説明させる」
【目的】
・相手の理解度から、軌道修正や再説明の要否を判定ができる。
・相手自身も、一旦説明内容を整理できる。
・質問が出やすくなる(単に「質問ありますか?」と聞いてもシーンと、
することが多い)
3.最後「相手に説明させる」
【目的】
・相手の理解度最終チェック。
・相手自身にとっては復習・要点整理になる。
こういう発想になる、根底のマインドは、説明という場面において、主役は聞き手であるという意識。
どんなケースにおいても、説明の目的は、相手が理解すること。説明は、あくまで相手が理解するための補助。極論、自分の説明がどんなにへたくそでも、相手が理解できればそれでOK。そう思うと、変に肩ひじ張らずに楽にもなる。
あと、具体的な優良なテクニックは本をご覧あれ。