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天竺めざして、引きこもる。

いまより知的で気楽に生きるために役立つ本を紹介します。

「変わらなきゃ」を手放し、内向的な自分を武器にする。---「内向型を強みにする」---

 

 

内向型を強みにする

内向型を強みにする

  • 発売日: 2013/06/16
  • メディア: Kindle
 

私は典型的な内向型人間だと思う。物心ついたときから人見知りで、他人が家に来た時には部屋の奥に隠れ、身内である親戚の集まりでもいつも居心地が悪い思いをしていた。自分の名前を口にすることさえ嫌いだった。
ずっとそんな自分を変えたいと思っていたし、自己啓発本も読む漁ったが手ごたえは得られなかった。

この本は、私を「変わらなきゃ」という執着から解放してくれた

 

 

■内向型はそのままでよい

著者は、内向型には、忍耐力・自由な発想・深い集中力・創造性があるという、
だが、社会は外向型人間にあわせて作られているため、内向型は上手にやり過ごしつつ強みを発揮する必要がある。

ただし、「適応しよう」、「自分を変えよう」などと努力する必要はない、という。

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と言われても、「そのままの自分でいいよ」系は、最近の自己啓発本で散々いわれてるので正直食傷気味である。

「で、どうすりゃいいの?!!(私にもできる方法で答えよ)」

が問題だが、そこががこの本の魅力。

 

■具体例が豊富でリアル

内向型人間が消耗せずに過ごすための、実践的な方法がこれでもかと紹介されている。しかも、著者自身が内向型なので、「わかるー」という共感を覚えながら読むことができる。例えば、パーティを楽しむ方法に関する章の冒頭文。

---会場内は人の海。騒々しい話し声で耳が痛い。わたしは安全な隅っこをさがして、あたりを見回す。 胃がきゅっと縮み、息遣いが速くなる。逃げ出したい。---

生々しい。。。

読んて脂汗出てくるが、この後パーティの過ごし方について、会場到着から退出までの具体的なテクニックやマインドについて細かく語られている。

 

脳科学系の話はお好みで

第三章では、内向型と外向型の気質の違いについて、脳科学的な解説がかなりの紙面を割いている(ちょっと他の章から浮いてるくらいガチ目な記述)。

要するに、

「外向型と内向型は脳の構造が生まれ持って、違うんだから同じようにはなれないんだよ!」

というのを、一生懸命解説しいる。興味がない人は読み飛ばしてもよいと思う。
私の場合は「外向的にならないと駄目だ」というドグマにとらわれていたので、この辺の記述によって啓蒙された。
同じような人は、読む価値はあると思うし、原理を抑えておくことで、内向的な気質を肯定するマインドを持つことができると思う。

 

いまだに私は人見知りだし、知らない人と会う機会があるときは気づまりすることもあるが、以前に比べると頗る気楽に過ごせるようになった。