天竺めざして、引きこもる。

いまより知的で気楽に生きるために役立つ本を紹介します。

なぜ「空気」を読むのか(1)-「空気」の研究(山本七平)-

「空気」の研究 (文春文庫) 作者:山本 七平 文藝春秋 Amazon 組織は一体何に支配されているか? 組織を支配するのは、制度的な権力者、またはカリスマやインフルエンサーだと思っていた。 ところが、ここ数年日本史を学び、なんとなくそう単純なものではない…

【一言でいうと?シリーズ】『世界一やさしい「 やりたいこと」の見つけ方人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』

「やりたいことをやりなさい!」といわれてもねぇ・・・。 やりたいことが簡単に見つかれば苦労しないわけでして、現状への不満は100も200もあるのだが、いざ「何がしたいか?」と問われると、なかなか答えられない。 私も、やりたいことさがしにつまずき、…

【一言でいうと?シリーズ】『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』

ビジネス書とか、ハウツー本って1冊に10個も20個もノウハウがのってって、正直覚えのめんどくせーってなりません? そこで、 「この本の要点を一言でいうと何?」 に答えようっていうコンセプトで、内容のコアを1つ抽出して紹介する企画をしようと思いついた…

嫌な会社を改造するには? −− 『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』を読んで考えたこと①−−

「まったく、ウチの会社は!」 働いていると、多くの人が感じることと思う。 「でも、自分ではどうしようもないし我慢するしかないか・・・、でもやっぱりなんかモヤモヤする・・・」 この感じが、これから数十年続くと思うと、なかなかしんどい。 『失敗の…

「自己」というしがらみを捨てる --「悟り」は開けない--

確固たる「自己」がないという劣等感 私は自己のことを話すのが苦手だ。自分のこと(興味・関心 etc)をうまく説明できないのだ。自分は他者に説明するような中身のない薄っぺらな人間なんだ、と劣等感をずっと、ずっと抱いてきた。 そんな私に、この本は刺さ…

幸せになるための対人関係の築き方 - 嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)-

本書の非常にキャッチーなタイトルからは、「他者の批判を恐れず、自己主張をするにはどうすればよいか」という、いわゆる鈍感力について語られた本を想像する。 ところが、本書はそのような"攻撃的"な内容ではなく、他者も自分もともに幸せになるためにはど…

心穏やかに過ごそう!-『気楽なさとり方』( 宝彩 有菜)-

日常のちょっとした心のザワザワから解放されたい。悩みというには大げさだけど、日常の心が乱れで生きづらさを感じることがある。 小さなことに、心を踊らされずに過ごせたら、もっと人生が軽やかになるのになと思っていた。今回紹介する、「気楽なさとり方…

「変わらなきゃ」を手放す---「内向型を強みにする」---

私は典型的な内向型人間だと思う。物心ついたときから人見知りで、他人が家に来た時には部屋の奥に隠れ、身内である親戚の集まりでもいつも居心地が悪い思いをしていた。自分の名前を口にすることさえ嫌いだった。 ずっとそんな自分を変えたいと思っていたし…

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