天竺めざして、引きこもる。

いまより知的で気楽に生きるために役立つ本を紹介します。

”なんでそうなるの?”への答えが見つかる? | お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」| 大村 大次郎

お金の流れでわかる世界の歴史 本 解説 感想 書評

歴史の本を読んでいると、

”なぜ、その国がそんなに力を持てたのか?”、”その事件が発生した必然性は何なのか?”といった、

 なんでそうなるの??

と、今一つ腑に落ちないことが多い。

 

とどのつまり、そうなったのが事実なのだから仕方がないのだが、ほかの可能性が捨て去られるような必然性があったんじゃないのか、どうしても気になってしまう。

 

経済の視点で歴史を眺めると、一定の答えが得られるのではないかと思い、

「 お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」(大村 大次郎)」を読んでみた。

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ビジネス書をいくら読んでも成果が上がらず絶望しそうな人へ

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「仕事で成果をあげたい、そのためにいろいろな本や教材をためしたが、どうしてもうまくかない。。。」という悩みに応える記事である。

 

巷には、問題解決思考や論理的思考に関する本や○○仕事術などの本が無数にある。私自身色々読みあさった。読んだときには「なるほど」と思うのだが、いざ実践しようとすると上手くいかず

 

「やっぱり俺って根本的に仕事が出来ないのかな。。。」

 

という絶望を繰り返して味わってきた。どうしても諦めきれず悪戦苦闘を重ねた末、

 

大事なことは2つあるという結論にいたった。

 

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【ネタバレなしレビュー】かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 第21巻

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」はヤングジャンプで連載中の学園ラブコメ漫画。

 

ギャグのキレ、シリアスな場面との緩急が最高で、笑いと感動で毎回心がぐちょぐちょになる作品。

 

今回は、2月19日に発売された新刊21巻の見どころを紹介する。

ストーリーについてのネタバレはしていないが、推測できてしまう可能性もあるので、嫌な人はブラウザバックで。

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【7つの習慣体験記part 4】「またダメだった」へさようなら!今すぐ始める時間管理 --最優先事項を優先する--

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1週間でどれだけ、やりたいこと・やるべきことをする時間がとれただろうか?

 

平日は仕事で忙しいから、と「土日に頑張ろう」と自分に言い聞かせ、いざ休みを迎えると疲れ果てた心と体は、ついつい休息と癒しを求め、あっという間に日曜の夜。


そして、「またダメだった」と自己嫌悪を抱え、憂鬱な月曜を迎える。。。

 

この記事では、この負のサイクルを打破し、めっちゃ気持ちよく月曜を迎える方法を、私が実際に試した方法を交えて紹介する。

 

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変化に対応できる組織!その6つの原則とは ? −−『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』を読んで考えたこと②−−

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コロナ禍で「変化」への対応力の重要性を強く意識するようになった。

 

昔から「変化のスピードが速くなっている中で、云々~~」と言われつづけてきたが、ここまで実感をもって生活の急激な変化を肌身に感じたことはなかった。

 

この変化にうまく対応できたものと、対応できなかったものとの差はどんどん広がっていくのだと思う。

 

失敗の本質でも変化への適応の重要性が強調されており、

生き残れる組織は、変化に対応して自己変革を行うことのできる組織だとされている。

 

どうやら日本の組織は、昔から変化への対応を苦手としており、変化への対応力を身に着けられれば、圧倒的に優位に立てると思う。

 

この記事では、失敗の本質が語る「自己変革ができる組織であるための6つの原則」を紹介する。

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頭をくすぐられる ---もものかんづめ(さくらももこ)---

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優れたものは力が抜けている。

 

「これは凄いんだぞ!なぜなら、こーで、あーで・・・・・・」と力まれると、その緊張感が気になってしまい、そのもの自体に集中できなくなる。

 

良いものは、なんかええなぁという感覚が自然と心に流れ込んでくる。

そのような脱力の境地をさくらももこの作品に感じる。

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【7つの習慣体験記part3】自分の使命“個人のミッションステートメント”を作る方法--終わりを思い描くことから始める--

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”人生において何を達成するのか”、”生きていく上で何を大切にしていくのか”を明確にすることで行動に一貫性が生まれ、日々の判断に迷いがなくなる。

このように人生における選択の基準となる指針を、7つの習慣では「個人のミッションステートメント」と呼んでいる。

 

第一の習慣では「主体的である」ことをあつかった。

第二の習慣では、主体的に“何を成すのか”を扱う。それが「個人のミッションステートメント」だ。 

第二の習慣では「終わりを思い描く」つまり、自分が死んだときのことを想像することで、自分の本当に成すべきことが見えてくると説いている。

 

この記事では、実際に私が実践した方法を交えつつ、「個人のミッションステートメント」の作成方法を紹介する。

 

 

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【7つの習慣体験記part 2】人生を支配する --主体的である--

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今回から7つの習慣を1つずつ、私の体験談を交えて紹介したいと思う。

1発目は、「主体的である」こと。

 

多くの自己啓発本で大切だとされていることであるし、学校教育や職場でも再三「主体的になれ」と言われる。

 

ただし、本書の主体性は、一般的なイメージの「主体性」よりも、大きな意味も含んでいる。

 

本書の「主体性」をきちんと理解できるかどうかが、7つの習慣を自分のモノにできるかどうかを大きく左右すると思う。

 

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【7つの習慣体験記part 1】 --まずは紹介--

私は「なんもやる気がしないけど、なんかやっている感出したい」時にはオリラジ中田敦彦さんのYouTube大学を視聴するようにしている。

 

先日もいつものように、セブンイレブンのバタークッキーを食べながら再生リストをぐりぐり漁っていると、本書の解説動画をみつけた。

 

前々から興味があったが、ど真ん中意識高い系臭が強すぎて、読んだら負けかなと、謎の敬遠をしていた。

 

読んだら負けだけど、視るのはいいよね、、、ということで拝聴させていただいた。 

 

 

思ったより意識高かった・・・・・・。というか、自己啓発とか、そういう域超えてない。。。?

 

その後、すぐにAmazonで購入した。これから、7つの習慣を実践し体験記を書いていきたいと思う。今回の記事はまず、本の紹介。

 

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読むだけで元気になる!岡本太郎の魂の名言 -自分の中に毒をもて(岡本太郎)-

 

岡本太郎の著作「自分の中に毒を持て」から、読むだけで元気になる魂の名言を紹介する。

 

この本は、私のバイブルだ。

なぜだか、読むだけで、

自分の人生がドラマティックに思え、力が湧いてくる。 

 

岡本太郎は闘いの人だ。既成概念、体制、そして自分自身、精神の自由を阻害するあらゆるものへ立ち向かい続けた。

そして生きるというものについて真摯に向き合い続けた人だった。

 

私は、なにごとにも興味がわかなくなったときにこの本を読むようにしている。

すると、日常生活で染みついたしがらみが抜け落ちさっぱりとした気持ちになる。

そして、また頑張ろうと思えるようになる。

 

今回は、本書の中でとりわけ、心にグッとくる名言を紹介する。

 

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なぜ「空気」を読むのか(2)-「空気」の研究(山本七平)-

前回は、本書第1章の『「空気」の研究』の内容に沿って、人々を拘束する「空気」が生成される原理を紹介した。

 

そして、空気の支配を打破するために、かつては「水を差す」という方法がとられて来たが、現代社会ではそのままでは通用しないということを述べた。

 

今回は、この「水」というモノは一体なんであるか?

そして、現代社会で空気の支配を打破するにはどうすれば良いかについて、本書第2章『「水=通常性」の研究』で語られている内容をまとめる。

 

2章の内容は非常に抽象的で、理解にかなり苦慮した。そのため、今回の記事は私自身の理解のため主観的な解釈が強くはいってしまっていることを注意してほしい。

 

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なぜ「空気」を読むのか(1)-「空気」の研究(山本七平)-

 

組織は一体何に支配されているか?

組織を支配するのは、制度的な権力者、またはカリスマやインフルエンサーだと思っていた。

 

ところが、ここ数年日本史を学び、なんとなくそう単純なものではないという感触をもち、先日「失敗の本質」を読んだことで、確信になった。

 

そのような具体的なものではなく、もっと我々の社会の奥底にしみこんだ見えない力に組織は支配・拘束されているようである。

 

この謎の力、いわゆる「空気」の正体を暴きたい、そして空気に抗うすべを身に着けたい。そういう思いに至った。 

 

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【一言でいうと?シリーズ】『世界一やさしい「 やりたいこと」の見つけ方人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』

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「やりたいことをやりなさい!」といわれてもねぇ・・・。

 

やりたいことが簡単に見つかれば苦労しないわけでして、現状への不満は100も200もあるのだが、いざ「何がしたいか?」と問われると、なかなか答えられない。

 

私も、やりたいことさがしにつまずき、そして疲れていた。

 

だが、この本により、私は仕事の中で何を目標にすべきか明確にすることができ、

またこの、ブログをはじめるきっかけにもなった。

 

この本では、「大事なこと」、「得意なこと」、「好きなこと」を自分が発見していくための質問が順番に用意されている。

きっと、誰もが自分の思いを明確にし、言葉にできるようになる。

 

だだし、その際に意識すべきことが一つある。

 

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【一言でいうと?シリーズ】『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』

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ビジネス書とか、ハウツー本って1冊に10個も20個もノウハウがのってって、正直覚えのめんどくせーってなりません?

 

そこで、

「この本の要点を一言でいうと何?」

に答えようっていうコンセプトで、内容のコアを1つ抽出して紹介する企画をしようと思いついた。

 

というわけで、第一弾は、『説明』のコツのお話。

 

『説明』のノウハウはいろんな本で語られていると思う。テクニックの羅列が書かれているものが多く、だるい。

 

今回紹介する「東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる」も、ノウハウがたくさん掲載されており、漫然と読むと数に圧倒される。

 

ただ、全体を通読してみると、すべてのメソッドが一貫して、とある一つの思想をベースにしているように感じた。それは何か?

 

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嫌な会社を改造するには? −− 『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』を読んで考えたこと①−−

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 「まったく、ウチの会社は!」

 

働いていると、多くの人が感じることと思う。

「でも、自分ではどうしようもないし我慢するしかないか・・・、でもやっぱりなんかモヤモヤする・・・」

この感じが、これから数十年続くと思うと、なかなかしんどい。

 

『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』は、 旧日本軍が太平洋戦争で犯した数々の失敗を分析し、現代の組織一般への教訓を見出そうとした本である。

 

今回は本書を読んだうえで私なりに考えた、

 

「組織を変えるための個人ができそうなアプローチ」について書く。

 

ただし、まだ考え方までで、具体策には落とせていない。後日具体策について記事を書けたらと考えている。

 

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