天竺めざして、引きこもる。

いまより知的で気楽に生きるために役立つ本を紹介します。

【7つの習慣体験記part 2】人生を支配する --主体的である--

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今回から7つの習慣を1つずつ、私の体験談を交えて紹介したいと思う。

1発目は、「主体的である」こと。

 

多くの自己啓発本で大切だとされていることであるし、学校教育や職場でも再三「主体的になれ」と言われる。

 

ただし、本書の主体性は、一般的なイメージの「主体性」よりも、大きな意味も含んでいる。

 

本書の「主体性」をきちんと理解できるかどうかが、7つの習慣を自分のモノにできるかどうかを大きく左右すると思う。

 

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【7つの習慣体験記part 1】 --まずは紹介--

私は「なんもやる気がしないけど、なんかやっている感出したい」時にはオリラジ中田敦彦さんのYouTube大学を視聴するようにしている。

 

先日もいつものように、セブンイレブンのバタークッキーを食べながら再生リストをぐりぐり漁っていると、本書の解説動画をみつけた。

 

前々から興味があったが、ど真ん中意識高い系臭が強すぎて、読んだら負けかなと、謎の敬遠をしていた。

 

読んだら負けだけど、視るのはいいよね、、、ということで拝聴させていただいた。 

 

 

思ったより意識高かった・・・・・・。というか、自己啓発とか、そういう域超えてない。。。?

 

その後、すぐにAmazonで購入した。これから、7つの習慣を実践し体験記を書いていきたいと思う。今回の記事はまず、本の紹介。

 

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読むだけで元気になる!岡本太郎の魂の名言 -自分の中に毒をもて(岡本太郎)-

 

岡本太郎の著作「自分の中に毒を持て」から、読むだけで元気になる魂の名言を紹介する。

 

この本は、私のバイブルだ。

なぜだか、読むだけで、

自分の人生がドラマティックに思え、力が湧いてくる。 

 

岡本太郎は闘いの人だ。既成概念、体制、そして自分自身、精神の自由を阻害するあらゆるものへ立ち向かい続けた。

そして生きるというものについて真摯に向き合い続けた人だった。

 

私は、なにごとにも興味がわかなくなったときにこの本を読むようにしている。

すると、日常生活で染みついたしがらみが抜け落ちさっぱりとした気持ちになる。

そして、また頑張ろうと思えるようになる。

 

今回は、本書の中でとりわけ、心にグッとくる名言を紹介する。

 

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なぜ「空気」を読むのか(2)-「空気」の研究(山本七平)-

前回は、本書第1章の『「空気」の研究』の内容に沿って、人々を拘束する「空気」が生成される原理を紹介した。

 

そして、空気の支配を打破するために、かつては「水を差す」という方法がとられて来たが、現代社会ではそのままでは通用しないということを述べた。

 

今回は、この「水」というモノは一体なんであるか?

そして、現代社会で空気の支配を打破するにはどうすれば良いかについて、本書第2章『「水=通常性」の研究』で語られている内容をまとめる。

 

2章の内容は非常に抽象的で、理解にかなり苦慮した。そのため、今回の記事は私自身の理解のため主観的な解釈が強くはいってしまっていることを注意してほしい。

 

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なぜ「空気」を読むのか(1)-「空気」の研究(山本七平)-

 

組織は一体何に支配されているか?

組織を支配するのは、制度的な権力者、またはカリスマやインフルエンサーだと思っていた。

 

ところが、ここ数年日本史を学び、なんとなくそう単純なものではないという感触をもち、先日「失敗の本質」を読んだことで、確信になった。

 

そのような具体的なものではなく、もっと我々の社会の奥底にしみこんだ見えない力に組織は支配・拘束されているようである。

 

この謎の力、いわゆる「空気」の正体を暴きたい、そして空気に抗うすべを身に着けたい。そういう思いに至った。 

 

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【一言でいうと?シリーズ】『世界一やさしい「 やりたいこと」の見つけ方人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』

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「やりたいことをやりなさい!」といわれてもねぇ・・・。

 

やりたいことが簡単に見つかれば苦労しないわけでして、現状への不満は100も200もあるのだが、いざ「何がしたいか?」と問われると、なかなか答えられない。

 

私も、やりたいことさがしにつまずき、そして疲れていた。

 

だが、この本により、私は仕事の中で何を目標にすべきか明確にすることができ、

またこの、ブログをはじめるきっかけにもなった。

 

この本では、「大事なこと」、「得意なこと」、「好きなこと」を自分が発見していくための質問が順番に用意されている。

きっと、誰もが自分の思いを明確にし、言葉にできるようになる。

 

だだし、その際に意識すべきことが一つある。

 

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【一言でいうと?シリーズ】『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』

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ビジネス書とか、ハウツー本って1冊に10個も20個もノウハウがのってって、正直覚えのめんどくせーってなりません?

 

そこで、

「この本の要点を一言でいうと何?」

に答えようっていうコンセプトで、内容のコアを1つ抽出して紹介する企画をしようと思いついた。

 

というわけで、第一弾は、『説明』のコツのお話。

 

『説明』のノウハウはいろんな本で語られていると思う。テクニックの羅列が書かれているものが多く、だるい。

 

今回紹介する「東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる」も、ノウハウがたくさん掲載されており、漫然と読むと数に圧倒される。

 

ただ、全体を通読してみると、すべてのメソッドが一貫して、とある一つの思想をベースにしているように感じた。それは何か?

 

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嫌な会社を改造するには? −− 『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』を読んで考えたこと①−−

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 「まったく、ウチの会社は!」

 

働いていると、多くの人が感じることと思う。

「でも、自分ではどうしようもないし我慢するしかないか・・・、でもやっぱりなんかモヤモヤする・・・」

この感じが、これから数十年続くと思うと、なかなかしんどい。

 

『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』は、 旧日本軍が太平洋戦争で犯した数々の失敗を分析し、現代の組織一般への教訓を見出そうとした本である。

 

今回は本書を読んだうえで私なりに考えた、

 

「組織を変えるための個人ができそうなアプローチ」について書く。

 

ただし、まだ考え方までで、具体策には落とせていない。後日具体策について記事を書けたらと考えている。

 

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「自己」というしがらみを捨てる --「悟り」は開けない--

確固たる「自己」がないという劣等感

私は自己のことを話すのが苦手だ。自分のこと(興味・関心 etc)をうまく説明できないのだ。自分は他者に説明するような中身のない薄っぺらな人間なんだ、と劣等感をずっと、ずっと抱いてきた。

そんな私に、この本は刺さった。

※ちなみに著者の南直哉さんは、みなみじきさいと読むそうだ。私はずっとみなみなおやだと思っていた。

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幸せになるための対人関係の築き方 - 嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)-

「嫌われる勇気」は幸せになる方法の解説書

本書の非常にキャッチーなタイトルからは、「他者の批判を恐れず、自己主張をするにはどうすればよいか」という、いわゆる鈍感力について語られた本を想像する。

ところが、本書はそのような"攻撃的"な内容ではなく、他者も自分もともに幸せになるためにはどうすればよいかについて解説している。

もっというと、幸せになるための理想的な対人関係の築き方について説明している本なのである。

では、なぜ「嫌われる勇気」というタイトルなのか?

それは、他者と理想的な関係を築く過程で、他者に嫌われることを恐れない姿勢が必要になるからである。

なので、本書の目的は嫌われる勇気の獲得ではなく、その先にある幸せを獲得することなのである。

ただ本書の形式が対話形式であるためか、一読しただけだと幸せに至るまでのプロセスが把握しづらいと感じた。

そこで本記事では、本書を読む際の補助線となるべく、本書の内容について私個人の解釈をまとめてみる。

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心穏やかに過ごそう!-『気楽なさとり方』( 宝彩 有菜)-

気楽なさとり方

 

日常のちょっとした心のザワザワから解放されたい

悩みというには大げさだけど、日常の心が乱れで生きづらさを感じることがある。

◆日常の心の乱れ◆
  • 初対面の人と会わなければならない時
  • 仕事で発表をしなければならない時
  • 面識の浅い奴にイジられた時
  • 三人で並んで歩くと必ず私が半歩後ろのポジションになる時
  • マッチングアプリで出会った子に開口一番「あ、わたし出会い目的でやってないんで」と言われた時。。。

誰かに相談するようなほどのことでもないけれど、自分の中では無視できないこと。

これらのことに心を踊らされずに過ごせたら、もっと人生が軽やかになるのになと思っていた。

 

今回紹介する、「気楽なさとり方」を読んだことで解決の糸口が見えてきた。 

 

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「変わらなきゃ」を手放す---「内向型を強みにする」---

内向型を強みにする

内向型を強みにする

  • パンローリング株式会社
Amazon

 

私は典型的な内向型人間だと思う。物心ついたときから人見知りで、他人が家に来た時には部屋の奥に隠れ、身内である親戚の集まりでもいつも居心地が悪い思いをしていた。自分の名前を口にすることさえ嫌いだった。
ずっとそんな自分を変えたいと思っていたし、自己啓発本も読む漁ったが手ごたえは得られなかった。

この本は、私を「変わらなきゃ」という執着から解放してくれた

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